• Interview Files

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    Vol.2

  • KOSHINAKA HARUKI

    Fashion Stylist

  • Vol.2 Fashion Stylist

    2回目となるインタビューに参加してくれたのはアーティストのCDジャケットやプロモーションビデオの衣装をメインとしテレビや雑誌なども手掛けるファッションスタイリスト「越中春貴」さんをご紹介。

    来ちゃったね(笑)。

    来ちゃった…緊張する。

    撮影されるのあまり慣れてない?。

    仕事で撮影現場はいつも行くけど撮られる側には慣れてないね。

    まあそんなに固くならずリラックスしていつも通り話しましょ。

    スタイリスト歴は何年?。

    8年かな。

    8年経って振り返ってみるとどんな感じ?。

    アシスタント時代よりも独立して一人で始めた時は辛かったね。

    どういった辛さなの?体力的に?精神的に?。

    体力的な所は全然、精神的にだね(笑)。

    独立して一人で始めるってことは全ての責任が自分にかかってくるからさ、同じ仕事内容でもアシスタント時代とはプレッシャーが違う。

    そうだよね。自分の信用にも関わってくるし中途半端な事はできないよな。

    でも、常に緊張感があるのは良い事だよね。

    そうだね。現場によってメンバーも変わるから自分の事だけじゃなくて俯瞰的に見渡す様に心がけてるよ。

    現場の雰囲気作りは大切だよね。

    俺みたいな裏側で動く人がたくさんいて、表にでる人のパフォーマンスを出来るだけサポートしていく事が大事だと思ってる。

    仮に自分が納得のいく服を用意しても着る人の気持ちが上がらなかった良い表情も出ないだろうし。

    なるほど。人間関係は勿論でその人の好みや似合う服も把握しておかない苦労しそう。

    更にアーティストによってジャンルも違うし、撮影内容によっても使う服って凄く変わるからイメージ通りの服を見つけるにもかなり時間を使うしショップの把握も重要だね。

    気ままに町を歩いて自分の気に入った服を見つけるのとは訳が違うね。

    て言うか緊張しすぎでしょ!。

    ほんと撮られ慣れてないから上手くできない。

    得意の飲みトークにシフトチェンジしようか?(笑)。

    いやそれはそれで困りそうだわ(汗)。

    二丁目にする?大塚にする?どっちもディープそうだけど。

    勘弁して。

    彼とはプライベートでも親交が深いので色々あるんですがプライバシーを尊重してここでは伏せておきましょう。お伝えできずすいません。

    じゃあ話を戻すとしてスタイリングをする上で参考してるものはある?。

    んーコレクションのルックはチェックするかな。でもトレンドはそこまで重要視してなくて自分の感性や拘りに重点を置いているね。

    ファッション誌は読む?

    ファッション誌は着こなしよりもブランドリサーチを兼ねて読む場合が多いかも。

    雑誌によって毛色が違うから色々なジャンルのブランドが知れて便利だよ。

    NO ID.は良く使ってくれているけどこの辺りの新作はまだ使っていないし、せっかくだからお勧めコーディネートを提案してよ。

    春のアイテムからだとこのサイドライン入りのパーカかな。

    越中的お勧めポイントは?

    ビッグシルエットが主流になってるけどこのパーカはボディサイジングが細身に仕上がっているからアームにラインのアクセントが入っていてもストリートな雰囲気を出し過ぎていない所が俺みたいな30代には着やすいと思う。

    個人的に細身のシルエットが好みっていうのもあるけど。

    みんながビッグシルエット好きって訳じゃないしね。

    そう。だからトレンドの流れを取り入れつつ自分に合うサイジングで使うのが理想。

    俺達80年代産まれは今のトレンドの先駆けを通った世代だから10代前半の頃を連想しちゃうよね。(笑)

    ハイテクスニーカーブームは凄かったよね。ガチャベルとかバギーパンツとかもみんな履いてたね。(笑)

    当時は情報も選択肢も少なかったけど今はスタイルの分岐も凄く多くなったから自分に合う服は探しやすくなったなと感じるよ。

    その分、買うまでのリサーチ期間も延びた気がするよね。俺なんか仕事柄めちゃくちゃ探しまくるよ。

    でもそんな時に日頃から好意にしてもらっているショップ店員さんがいるとアイテムについて細かく教えてくれるから助かってるよ。

    見た目だけじゃない長所、短所も知るには直接見て、触れて、と自分で試したいよな。

    その後の購入手段は今の時代、人それぞれの買い方があるし。

    他にも色々着てもらったけどお勧めあった?

    このコーディネートとかどう?

    また、良い所押さえてきますねー。動物ラバーにはたまらない逸品ですな。

    ルーズサイジングのGジャンはNO ID.とRESURRECTIONとのコラボレーションアイテムだよ。

    このボロッボロッに朽ちた感じのダメージが思いきっててカッコいいよ。

    この加工は相当な労力を使っただろうね。

    加工は全部、手作業だから時間もかかるし集中力も過ごそう。ベースのGジャンはNO ID.で作って渡してるからやり直し効かないし。

    このグランジロックな風合いと旬なアニマル柄を組み合わせればNO ID.らしいロックマインドも感じるし、さっきも言ったトレンドの主流を押さえたスタイルをプレイフルで楽しめると思う。

    ブランド側が言いたい事をサラッと言ってのけてくれてありがとうございます(笑)

    この他にも今季はアニマル柄以外の総柄ニットを用意しているのでそちらもよろしくお願いします。

    では、ようやく越中君の話しぶりも饒舌になってきた所で申し訳ないんだけどそろそろ締めましょうか。

    やっと話し慣れてきたのに…

    もし次回があったスタートからキビキビ頼むよ!

    じゃあ最後はスタイリストさんのプライベートな休日の過ごし方は?

    お酒飲んで、映画や読書して、寝てます!

    はい!普通!ありがとうございました!

    2回連続スタイリストの方だったので次回はまた別ジャンルの方をご紹介していこうと思います。最後までお付き合いありがとうございました。

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  • PROFILE

    越中 春貴

    埼玉県出身 スタイリスト歴8年

    経歴

    2009年よりスタイリストとして活動を開始Rim所属

    現在の主な仕事

    タレント、アーティストを中心にTV、雑誌、広告、CDジャケット、PV等幅広く活動。
    AKB48/HKT48チームKⅣ/寛一郎/Dire Wolf/紘毅/松原健之/三浦祐太朗/最上川司/森山愛子/wyse/etc…

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